
弁護士 有田勝浩
ART法律事務所 代表弁護士
所属 :第一東京弁護士会
登録番号:第36433号
ART法律事務所は、SNS型投資詐欺の被害に遭われた方の救済を使命として、詐欺被害の撲滅に取り組んでおります。

弁護士 有田勝浩
ART法律事務所 代表弁護士
所属 :第一東京弁護士会
登録番号:第36433号
ART法律事務所は、SNS型投資詐欺の被害に遭われた方の救済を使命として、詐欺被害の撲滅に取り組んでおります。
マッチングアプリで親しくなった相手にすすめられ、「LBMA」を名乗る「web.lmbaapp.vip」という金取引のサイトへ入金したものの、出金できずに不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。名前を見ると、金地金で世界的に知られるLBMA(ロンドン貴金属市場協会)を連想する方も多いはずです。
先に結論をお伝えすると、web.lmbaapp.vipは実在のLBMAとは別に2026年に取得された新しいドメインで、運営者も明かされていません。当事務所は、こうした点から投資詐欺の疑いが強いサイトとみています。
すでに送金してしまった場合でも、いきさつや振込先しだいでは取り戻しを目指せることがあります。もっとも、回復が必ず保証されるわけではありません。まずは早めに証拠を確保し、専門家へ相談することが、現実的な最初の一歩になります。
なお本記事は、当事務所代表弁護士 有田勝浩(第一東京弁護士会/登録番号 第36433号)の監修のもとで作成しています。

- web.lmbaapp.vip は2026年4月に取得されたばかりのドメインで、登録者は伏せられています。実在のLBMAの公式サイトとは別物です。
- 正規のLBMAは金銀地金の標準化を担う業界団体で、個人向けにログイン式の金取引口座を提供していません。「LBMA」を名乗る個人向け取引は、その実態とかみ合いません。
- 入金後に出金できない、追加の支払いを求められるといったときは、早めの相談が肝心です。送金先や送金時期を突き止めることが、返金を考える出発点になります。
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「LBMA」とはどんな団体か|実在するロンドン貴金属市場協会の概要
はじめに、「LBMA」という名称そのものを見ておきます。ここを押さえると、web.lmbaapp.vip が実在のLBMAと結びつくのかどうかを、ご自身でも見分けやすくなります。
LBMAの基本情報
LBMAは、正式名称を London Bullion Market Association という、金と銀の地金取引に国際的な基準を設ける業界団体です。1987年にロンドンで生まれ、各国の中央銀行や取引業者などが会員に名を連ねます。精錬会社への審査・品質基準(グッド・デリバリー)の管理・金の基準価格の運営などが主な役割です。
金や地金の分野では広く知られた名前で、公式サイトは lbma.org.uk(外部サイト・英語)です。名称そのものは、長い歴史のなかで信頼を積み重ねてきた団体のものだといえます。
LBMAは個人向けの金取引口座を提供していない
ここが判断の要になります。正規のLBMAが受け持つのは地金の標準づくりや市場の枠組みであって、個人にログイン式の口座を開かせてレバレッジ取引をさせる事業ではありません。業界団体という性格上、一般の投資家を一人ひとり勧誘して金を売買させる立場にはないのです。
つまり実在のLBMAが日本の個人へログイン制の金取引サイトを差し出し、投資を持ちかけるという姿は、その役割からは想定しづらいものです。この見方が、後で web.lmbaapp.vip を見極めるときの手がかりになります。
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LBMAをかたるweb.lmbaapp.vipが詐欺だと疑われる理由
いま述べた実在LBMAの姿と照らすと、web.lmbaapp.vip にはいくつもの引っかかる点があります。当事務所が確認できた範囲では、次の理由から投資詐欺の疑いが強いと考えています。
- 実在LBMAの実態とかみ合わない: 正規のLBMAは地金の標準化を担う団体で、個人口座は扱いません。それなのに「LBMA」を掲げ、個人へXAU/USD(金)の売買をすすめる形は、本来の役割と食い違います。
- 入口がマッチングアプリ: アプリで親密になった相手にLINEなどへ導かれ、専用サイトで取引を始めさせられた、という相談が寄せられています。会ったことのない相手からの投資の誘いには、用心が要ります。
- 運営者が見えない: ログインしないと中身に進めず、運営会社・所在地・責任者・特定商取引法に基づく表記のいずれも読み取れません。次に触れるドメイン情報でも、登録者は伏せられています。
実物のサイトは、画面右上に「LBMA」のロゴを置き、XAU/USDを軸にした取引画面を映します。買い・売りのボタンや証拠金、ロットといった欄が並び、見た目は本格的な取引所を思わせるつくりです。

正規のLBMAが使うアドレスとの違いもはっきりしています。本物が用いるのは lbma.org.uk で、団体名をそのまま並べたものです。今回のサイトは web.lmbaapp.vip と、文字の並びが入れ替わった別物になっています。画面に「LBMA」と出ていても、ドメインは正規のものと一致しません。付け加えると、正規のLBMA自体は本件とは無関係の実在団体で、名前を利用された側の立場にあります。
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web.lmbaapp.vipの独自調査|Whois・サイト表示・金融庁照合
ここでは、寄せられた相談を裏づけるために当事務所が調べた、ドメイン登録の記録と画面の中身をまとめます。返金の可否は、送金の相手や資金の流れをどこまで追えるか次第です。だからこそ、運営者について分かる事実を先に押さえる意味があります。
ドメイン情報(Whois)の確認結果
ドメイン「lmbaapp.vip」の登録記録は次のとおりでした。1987年から活動する団体が使う歴史あるドメインと比べると、取得の新しさや登録者の伏せ方に、はっきりした差が出ています。
| ドメイン名 | lmbaapp.vip |
|---|---|
| 登録日 | 2026年4月24日 |
| 最終更新日 | 2026年6月23日 |
| 運用期間 | 約84日(2026年7月17日時点) |
| レジストラ | Gname.com Pte. Ltd. |
| 登録者 | 非公開(プライバシー保護サービス経由・登録国は米国と表示) |
| ネームサーバ | Cloudflare(hasslo.ns.cloudflare.com ほか) |
| ステータス | clientTransferProhibited(クライアントによる移管の禁止) |
lmbaapp.vip のWhois情報(当事務所にて取得)。取得から日が浅く、登録者は伏せられています。
取得から日が浅いうえ、登録者名も代行サービスで隠されているため、サイトの背後にいる人物や会社を外から突き止めるのは簡単ではありません。被害の回復では、振込先の口座や送金の日付を糸口に相手をたどる流れが軸になります。この糸口を失わないよう、入金にまつわる記録は消さずに残してください。
サイト表示内容の確認
web.lmbaapp.vip は、URLを開くとすぐログイン画面になり、ユーザー名とパスワードを求められます。登録かログインを済ませないと中身へ進めない仕組みで、投資サービスなら普通は示される運営会社名・所在地・責任者・利用規約・特定商取引法に基づく表記を、外からは読み取れません。
加えて、日本語の表示に「各手」「所得」といった機械翻訳らしい言い回しがまじり、日本の正規事業者が運んでいるとは考えにくい状態です。登録の前に運営情報や規約を見られない閉じた設計は、まっとうな金融サービスでは想定しづらいものだといえます。
金融商品取引業の登録の確認
海外の事業者であっても日本の居住者へ投資を持ちかけて取引を業とするなら、金融商品取引法にもとづく登録が原則として求められます(金融商品取引法・e-Gov法令検索)。
web.lmbaapp.vip は運営者が伏せられ、登録済みの業者かを見分ける材料が見当たりません。金融庁は、一覧に名前がなくても無登録で営業している例があると注意を促しています。掲載の有無だけで安心せず、金融庁の登録業者一覧(外部サイト)や無登録業者一覧(外部サイト)と照らし合わせてください。
「LBMA」という名前だけで信じ込まず、目の前のサイトが正規の団体と結びつくのかを、切り分けて見極める姿勢が欠かせません。
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web.lmbaapp.vip のケースで残しておきたい証拠
手続きを進められるかは、相手や送金の流れを示す記録が手元に残っているかに大きく関わります。web.lmbaapp.vip の件では、次のものを削除せずに保管してください。
- 取引画面・ログイン画面・残高や利回りの表示など、サイトの各画面のスクリーンショット。
- マッチングアプリやLINEのやり取り、勧誘してきた相手のアカウント名がわかる画面。
- 銀行振込の控え。振込先の口座名義・口座番号・振込日時がわかる明細。
- 税金・保証金・手数料といった名目で、追加の支払いを求められたやり取り。
金取引をうたう別のサイトの事例として、KRX Gold Tradeに関する解説もあわせてご覧ください。
▶ web.lmbaapp.vipの入金や出金でお困りの方は、こちらから状況をお聞かせください
web.lmbaapp.vip で入金した場合返金は目指せるのか
いちばん気にかかるのは、払ったお金が戻るのかという点でしょう。見込みは、どの手段で・どこへ・いつ送ったのか、そして相手を割り出せるのかによって変わります。web.lmbaapp.vip では銀行振込を使った方が多いとみられ、その振込先をたどれるかが、大きな分かれ目になります。
使える手立ては送金方法しだいです。銀行振込なら、振込先の口座に働きかける方法(振り込め詐欺救済法・e-Gov法令検索にもとづく口座の凍結など)や、弁護士会照会で口座名義人を調べる方法が候補になります。
反対に、相手がすでに資金を動かし終えている場合など、取り戻しが難しい場面もあります。被害回復が必ず保証されるわけではありません。そのうえで、時間がたつほど資金の追跡は難しくなりやすく、早く動くほど有利だと申し上げられます。どの手立てを選べるかは、お手元の証拠を拝見しながら一件ずつご説明いたします。
マッチングアプリ発の投資勧誘の実情や相談先は、国民生活センターの案内(外部サイト)もあわせてご覧ください。
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「返金できる」とうたう業者・回収詐欺へのご注意
被害が表に出たころを見計らって、「お金を取り返せる」「先に料金を払えば回収する」といった連絡が届くことがあります。この種の誘いには、さらなる被害(二次被害)につながるものがまじっています。依頼するかを決める前に、その相手が信頼できる依頼先かどうか、ご自身で見きわめてください。
弁護士へ頼むか迷ったときは、その人物が実在し、弁護士会に登録されているかを調べられます。日本弁護士連合会の弁護士検索(外部サイト)で確かめたうえで、料金や進め方は担当の弁護士へじかにお尋ねください。当事務所も、不安をむやみにあおる進め方はいたしません。
web.lmbaapp.vip・LBMAを名乗る投資に関するよくあるご質問
- web.lmbaapp.vipは、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)が運営するサイトですか?
-
正規のLBMAは金銀地金の標準化を担う業界団体で、個人向けにログイン式の金取引口座を提供する事業は行っていません。公式サイトは lbma.org.uk です。web.lmbaapp.vipは名称やロゴが似ていても、正規のLBMAとは別個のサイトと考えられます。名前が同じでも、別物として切り分けて考える必要があるでしょう。
- 取引画面に利益や残高が表示されています。これは実際の資産ですか?
-
画面上の数字は、実際に資産が保管されていることを示すものとは限りません。運営主体を確認できないサイトでは、表示された残高だけを根拠に追加の入金を続けないことが大切です。
- 出金しようとしたら、税金や保証金を理由に追加の振込を求められました。応じるべきですか?
-
出金の条件として新たな送金を求める進め方は、投資詐欺で典型的にみられるものです。支払っても出金できないケースが目立ちます。追加の送金を止め、やり取りや振込明細を保存して専門家にご相談ください。
- すでに銀行振込をしてしまいました。取り戻せる可能性はありますか?
-
送金先や送金時期を特定できるかどうかによって、被害回復を目指せる場合があります。ただし、回復が必ず保証されるわけではありません。時間が経つほど追跡は難しくなりやすいため、振込の控えややり取りを保存したうえで、早めにご相談ください。
ご相談の流れ・費用について・当事務所について
当事務所は、詐欺の被害に遭われた方の返金・被害回復に力を入れています。web.lmbaapp.vip や「LBMA」を名乗る誘いで送金してしまった方は、まずはお話をお聞かせください。初回のご相談は無料です。いただいた証拠を拝見し、選べる手立てと費用のめやすを、ご依頼の前に丁寧にお伝えします。
受付は公式LINEとお電話です。お聞きした内容は、解決に向けた検討のためだけに用います。費用は着手の前に書面でお示ししますので、納得いただいたうえで進めていただけます。
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※本記事の記載内容は2026年7月の法令・情報に基づいたものであり、個別の事案に対する成果を保証するものではありません。詳しくは当事務所の免責事項をご確認ください。



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