Global Jewelryは詐欺?ネットショップ経営ビジネスに関する手口と返金の可能性を解説

この記事の監修者

弁護士 有田勝浩

ART法律事務所 代表弁護士
所属  :第一東京弁護士会
登録番号:第36433号

ART法律事務所は、SNS型投資詐欺の被害に遭われた方の救済を使命として、詐欺被害の撲滅に取り組んでおります。

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弁護士 有田勝浩

ART法律事務所 代表弁護士
所属  :第一東京弁護士会
登録番号:第36433号

ART法律事務所は、SNS型投資詐欺の被害に遭われた方の救済を使命として、詐欺被害の撲滅に取り組んでおります。

「Global Jewelry(ap-jewelryshop.com)でジュエリーの販売を任せると稼げる」とSNSで勧誘され、商品購入や作業の名目で個人名義の口座へ振り込んだあとに出金できなくなった、というご相談が想定される案件です。このページでは当事務所が確認できた事実にもとづき、このサイトで詐欺が疑われる根拠と、被害回復を目指すための考え方を整理してお伝えします。

結論としてGlobal Jewelryをめぐる勧誘には詐欺が疑われる複数の兆候が見られ、振込先が個人名義の口座であることなどから、被害回復を目指せる可能性は残されています。もっとも、送金したお金が引き出されてしまうと回収は難しくなるため、被害回復が必ず保証されるわけではありません。早い段階で証拠を保全し、相談することが大切になります。

この記事でわかること(本件のポイント)
  • 運営者として「BNBゴールド株式会社」と表示されていますが、国税庁の法人番号公表サイトで検索した範囲では該当する法人を確認できず(基準日2026年6月29日)、特定商取引法にもとづく表記や電話・メールの連絡先も見当たりません。
  • ドメイン ap-jewelryshop.com は2025年11月に登録されてから約7か月で名前解決できない状態になり、登録者情報はWhoisプライバシーで秘匿されています。
  • SNS発の「ネットショップ経営ビジネス」の勧誘として、商品購入や関連作業を名目に、その都度異なる個人名義口座への複数回の銀行振込やPayPay送金を求められた点が特徴です。
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目次

Global Jewelry(ap-jewelryshop.com)とは/詐欺が疑われる根拠

Global Jewelryは、ap-jewelryshop.com というドメインで公開されていた、金・シルバー・ダイヤモンドなどを扱うジュエリー通販サイトの体裁をとるウェブサイトです。トップ画面には「最高の価値を保証する韓国金ダイヤモンド取引所のダイヤモンド ジュエリー」というキャッチコピーが掲げられていましたが、この「取引所」との関係を裏づける情報は確認できていません

詐欺が疑われる主な根拠は、次の点にあります。第一に、通常のジュエリー通販であれば表示されるはずの特定商取引法にもとづく表記(事業者名・所在地・電話番号・返品条件など)が見当たらず、問い合わせ用の電話番号やメールアドレスも確認できません。第二に、購入や作業の代金として法人ではなく個人名義の口座が振込先に指定され、しかもその口座がその都度変わっていた点が挙げられます。消費者庁は、SNSを通じた投資や副業の勧誘について、振込先に個人名義の口座を指定された場合は詐欺にあたると明確に注意を呼びかけています(消費者庁「SNSなどを通じた投資や副業といった『もうけ話』にご注意ください!」)。

勧誘の入り口はSNSであり、「ネットショップの運営を代行すれば報酬が得られる」といった副業・ビジネスの話として持ちかけられる形が中心とみられます。最初は少額の報酬を受け取れて信用してしまい、その後に高額なタスクや仕入れの名目で追加の送金を求められる流れは、国民生活センターが注意喚起している副業トラブルの手口と共通します(国民生活センター「スキマ時間に気軽に稼げる等とうたう副業トラブル!」)。

Global Jewelryをめぐる勧誘の典型的な流れ

ご相談が想定される事例をもとに、送金に至るまでの典型的な流れを整理しました。

  1. SNSやメッセージアプリで知り合った相手、または広告から、「ジュエリーのネットショップ運営を手伝えば報酬が得られる」と副業として持ちかけられます。
  2. はじめは簡単な作業や少額の取引で報酬を受け取れるため、相手やGlobal Jewelryのサイトを信用してしまいます。
  3. その後、「仕入れ代金」「保証金」「手数料」などの名目で、その都度異なる個人名義の口座への銀行振込やPayPay送金を求められ、送金額がふくらんでいきました。
  4. 報酬や預けたお金を出金しようとすると、追加の入金や手数料を理由に応じてもらえず、やがて相手と連絡が取れなくなります。

なお、サイトの運営者として表示されていた社名「BNBゴールド株式会社」の「BNB」は、暗号資産取引所大手のBinance(同社に関連する暗号資産の通称がBNB)を連想させます。ただし、Binanceと本件との関係を示す情報は確認できておらず、Binance自体は本件とは別個の事業者です。呼称やキャッチコピーから受ける印象だけで信用してしまわないよう、注意してください。

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Global Jewelryの独自調査

当事務所では、Global Jewelryについて公開情報を照合し、運営主体や送金先を特定できるかどうかという観点から独自に調査しました。被害回復を目指すうえでは、誰が運営し、どの口座にお金が流れたのかを手掛かりとして押さえられるかが結果を大きく左右します。

アクセスできない表示
項目内容
ドメイン名ap-jewelryshop.com
登録日2025年11月20日
更新日2025年11月20日(登録日と同日)
運用期間約221日(約7か月/基準日2026年6月29日)
レジストラHello Internet Corp(IANA ID: 1924)
登録者Whoisプライバシーサービスにより非公開(代行事業者名義・米国所在の表示)
ネームサーバーDAVID.NS.CLOUDFLARE.COM / VERA.NS.CLOUDFLARE.COM
登録上のステータスアクティブ(一方で、2026年6月29日のアクセスでは名前解決ができない状態)

ここからうかがえるのはドメインの登録から短期間しか運用されておらず、登録日と更新日が同日で、運営者を外部から特定しにくい状態に置かれていたという点です。運営主体や送金先の口座を早い段階で押さえられるかどうかが、その後の被害回復の見通しを分けることになります。

サイト表示内容の確認

トップ画面はジュエリー通販として作り込まれていた一方で、事業者を特定できる特定商取引法の表記や連絡先が確認できませんでした。「保証」「取引所」といった金融をイメージさせる文言が使われていましたが、それを裏づける実体は確認できていません。通常のオンラインショップで求められる表示が欠けている点は、取引の相手として信頼してよいか慎重に見極める材料になります。

運営会社「BNBゴールド株式会社」の実在性の確認

サイトに表示されていた運営者は「BNBゴールド株式会社(代表取締役社長 矢澤俊介/東京都世田谷区玉川一丁目14番1号)」でした。もっとも、国税庁の法人番号公表サイトで同じ商号を検索した範囲では、該当する法人を確認できませんでした(基準日2026年6月29日)。法人番号公表サイトでは、指定を受けた法人の商号・所在地・法人番号を誰でも照合できます(国税庁法人番号公表サイト)。表示された社名の裏づけを外部から取りにくいことも、送金先を特定するうえでの課題になります。

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Global Jewelryのケースで残しておきたい証拠

被害回復を目指すときは、送金先や相手方を特定する手掛かりが何より重要になります。Global Jewelryのケースでは、次のものが手元に残っているかどうかを確認してください。すでにサイトが閲覧できない状態でも、送金やりとりの記録が残っていれば手掛かりになります

  • Global Jewelryのサイト画面や、勧誘に使われた投稿・広告のスクリーンショット
  • 勧誘者やサポートとやりとりしたSNS・メッセージアプリの画面(相手のアカウント名・IDを含む)
  • 振込先として指定された個人名義口座の名義・金融機関名・口座番号がわかる記録
  • 銀行振込の控えやPayPayの送金履歴など、送金日時と金額がわかるもの

送金の記録ややりとりの画面が残っている方は、公式LINEからお知らせください

返金の見通し

Global Jewelryのように、個人名義の口座への銀行振込で被害にあった場合、被害回復の中心となるのが振り込め詐欺救済法(犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律)にもとづく手続きです(e-Gov法令検索)。詐欺に使われた疑いのある口座について、金融機関が取引を停止し、口座に残った資金を原資として被害者へ被害回復分配金が支払われる仕組みがあります。

金融庁も、預金口座への振込みが利用された詐欺について、この法律にもとづき残っているお金が支払われる可能性があると案内しています。一方で、犯人が口座からお金を引き出してしまうと支払いを受けられないと明記されており、時間との勝負になる面があります(金融庁「振り込め詐欺等の被害にあわれた方へ」)。だからこそ、口座の凍結を早く進められるかどうかが、被害回復の見通しを左右します。

このように、Global Jewelryのケースでも被害回復を目指せる可能性はあります。ただし口座残高の状況によっては取り戻せる金額が限られることもあり、被害回復が保証されるものではありません。振込先の口座情報ややりとりの記録がそろっているほど、手続きを進めやすくなります。

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返金をうたう業者・回収詐欺へのご注意

被害にあったあと、「必ずお金を取り戻せる」などとうたって費用を求める、いわゆる回収代行をめぐる二次被害にも気をつけてください。消費者庁も、被害回復を持ちかける二次被害の可能性に注意を呼びかけています。費用や進め方については、依頼する前に弁護士本人へ直接確認することをおすすめします。

依頼先を探すときは、日弁連の弁護士検索から、登録された弁護士かどうかを確かめられます(日弁連 弁護士検索)。あわてて契約せず、料金体系や見通しの説明に納得できるかを落ち着いて見極めることが、二次被害を避けるうえで役立ちます。

Global Jewelryに関するよくあるご質問

すでに個人名義口座へ振り込んでしまいました。返金は可能ですか?

振込先の口座が特定できていれば、振り込め詐欺救済法にもとづく口座凍結と被害回復分配金の手続きを目指せる可能性があります。ただし、口座からお金が引き出されていると受け取れる額が減ることもあり、結果を約束できるものではありません。振込の控えや相手とのやりとりを保存したうえで、早めにご相談ください。

サイトが表示されず、相手とも連絡が取れません。もう手立てはありませんか?

サイトが閉鎖されていても、送金先の口座情報やメッセージアプリのやりとりが残っていれば、それを手掛かりに手続きを検討できます。まずは手元にある記録を整理することから始めてみてください。

運営者の「BNBゴールド株式会社」は実在する会社ですか?

サイトには社名や所在地の表示がありましたが、国税庁の法人番号公表サイトで検索した範囲では、同じ商号の法人を確認できませんでした(基準日2026年6月29日)。表示された情報だけで実在の会社と判断せず、慎重に確認することをおすすめします。

PayPayで送った分も被害回復の対象になりますか?

送金手段によって取り得る手続きは変わり、資金移動サービスを使った送金では扱いが異なる場合があります。銀行振込とあわせて送金の履歴をそろえていただければ、どの手続きが取れるかを具体的に検討できます。まずは記録を残したうえでご相談ください。

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ご相談の流れ・費用について・当事務所について

当事務所では、初回のご相談を無料でお受けしています。まず公式LINEまたはお電話でご連絡いただき、被害の経緯と手元の記録をうかがったうえで、取り得る手続きと見通しをご説明します。ご依頼いただく場合の費用についても、着手金や報酬の考え方を事前にお伝えします。ご納得いただいてから進めますので、安心してご相談ください。

SNSをきっかけとした副業・投資の被害は、時間がたつほど口座からお金が引き出され、回収が難しくなっていきます。少しでも早く動くことが、被害回復の可能性を高めることにつながります。

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※本記事の記載内容は2026年7月の法令・情報に基づいたものであり、個別の事案に対する成果を保証するものではありません。詳しくは当事務所の免責事項をご確認ください。

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