この記事で扱うのは、外国為替や仮想通貨の取引ができるとして案内されたpiptrexo(stpiptrt.com)です。
こうしたやり取りはありませんでしたか
出金の条件として追加の入金を求められている段階でしたら、払う前にご相談ください。払うかどうかは、あとからでも決められます。
この記事は、ART法律事務所(第一東京弁護士会/代表弁護士 有田勝浩・登録番号第36433号)が2026年9月8日時点で「piptrexo」を調べた記録です。
画面に出ている損益は、案内された取引ソフトの中だけの数字です。外から確かめられるのは、実際に送ったお金の記録です。
振込先の口座の名義人に対する返金の請求や、相手方との交渉は、弁護士が行える手続きです。ART法律事務所は、その請求と交渉を、ご本人に代わって進めます。ただし、相手の側に支払う資力が残っていなければ、回収には至りません。できること・できないことを、最初に正直にお伝えします。
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初回のご相談は無料です。ご家族に知られないよう配慮して対応します。
この種のサイトは、ある日を境に開かなくなることがあります。いま開けるうちに画面を撮っておいてください。次の3つがあると、ご相談が早く進みます。
すべて揃っている必要はありません。ひとつでもお手元にあれば、その時点でお話をうかがえます。足りないものは、どこに残っているかを含めて、ご相談のなかでご案内します。
piptrexoとは|公開情報から分かること

案内された画面・口座の入口・連絡先のメールは、それぞれ別のドメインです。
piptrexoの名前で異なる3つのドメインが使われていました
当事務所が保存した画面を読み直したところ、案内に使われているドメインは1つではありませんでした。ご覧になっている画面は stpiptrt.com です。ログインと口座開設の入口は piptrexo.com、連絡先のメールは piptrexo.cc のドメインでした。ブランド名(piptrexo)と、実際に開いている画面のドメイン(stpiptrt.com)が違います。同じ名前を掲げていても、どのドメインで登録しどこへ送金したのかは、ご自身の記録でしか確かめられません。
3つのドメインはいずれも1年ぶんしか登録されていません
当事務所が照会した登録記録によると、登録された日は、stpiptrt.com が2026年3月31日・piptrexo.com が同年7月31日・piptrexo.cc が同年8月7日でした。有効期限はいずれも登録から1年ちょうどでした。長く続ける前提であれば、運営者は数年ぶんをまとめて登録するのが普通です。サイトが消えても、送金の記録は金融機関に残り続けます。
piptrexoは金融庁のどの一覧にも見当たりませんでした
日本国内で投資の勧誘を業として行うには、金融庁の登録を受けた業者であることが前提になります。当事務所が照会した限り、この名称は登録を受けた金融商品取引業者の一覧にも、暗号資産交換業者の一覧にも、無登録業者として公表されている一覧にも見当たりませんでした。画面には海外の当局による監督を受けているという記載があります。当事務所は、その国の登録の有無までは確かめていません。いずれにせよ、それは日本国内で勧誘してよいことを意味しません。
piptrexoに詐欺が疑われる理由

結論からお伝えします。画面に掲げられた権利表示の年と、ドメインの登録記録が食い違っています。勧誘からいまの状況までを起きた順に並べます。どこまで進んでいるかで、取れる手立ては変わります。
ここに並べた流れは、当事務所が保存した同種の投資詐欺のサイトに共通して見られる形と重なります。
- 日本語のサイトから、口座の開設を案内されます
- 取引ソフトを入れるよう求められます
- 指定された先へ入金します
- 画面の中では、利益が増えているように表示されます
- 出金しようとすると、条件や追加の支払いを求められます
無登録業者の一覧について、金融庁は「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」(令和8年8月27日更新版。2026年9月6日取得/2026年9月8日照会)の留意事項で、「掲載されていない者であっても、無登録営業に該当する行為を行っていることがあり得ますのでご注意ください。」と述べています。
権利表示は2011年ですがドメインの登録は2026年でした
ページのいちばん下に、2011年からの権利表示が記載されています。一方、当事務所が照会した登録記録では、この画面のドメイン(stpiptrt.com)が登録されたのは2026年3月31日でした。ブランド名のドメイン(piptrexo.com)にいたっては同年7月31日です。15年続けてきた会社が、自社名のドメインを今年になって新たに取得することは、通常ありません。長く続いてきたように見せる表示が、記録と真っ向から食い違っています。
連絡先メールのドメインは停止・保留に使う設定でした
画面に出ている連絡先は、piptrexo.cc というドメインのメールアドレスです。当事務所が照会したところ、このドメインは2026年8月7日に登録されたばかりで、登録内容は一度も更新されていません。さらに、割り当てられているネームサーバーは、登録を扱う事業者が停止・保留の状態に用いるものでした。この設定のドメイン宛のメールは、受け取れない状態にあるとみられます。
画面に並ぶ数字には確かめる先が書かれていません
画面には「世界的な会計事務所と四半期ごとに連携している」「100か国以上に顧客がいる」「注文の執行は40ミリ秒未満」といった記載が並びます。ところが会計事務所の名前・監査の報告書・数字の集計方法は、どこにも書かれていません。確かめる先が示されていない数字は、読む人を安心させる働きだけを持ちます。
運営している法人の名称も所在地も画面にありません
当事務所が保存したトップページの本文には、運営している法人の名称・所在地・日本国内の登録番号のいずれも書かれていませんでした。本社の所在国だけが記されています。名乗る相手がいなければ、請求を受ける側が最初から存在しません。それでも、銀行を通した振込であれば送り先に名義が残ります。
同じ流れに心当たりがある方は、公式LINEから状況をお聞かせください
piptrexoに関する当事務所の独自調査

調べた結果は次のとおりです。3つの登録記録と公的な一覧を照会し、保存した画面と突き合わせました。ART法律事務所が2026年9月8日に自ら調査した範囲を、項目ごとに並べます。確かめられたことは、そのまま書いています。確かめられなかったものについては、各項目にその旨を添えました。
ドメインの登録情報から分かること
| 調査した項目 | 確かめられたこと |
|---|---|
| ドメイン(案内された画面) | stpiptrt.com |
| 登録された日 | 2026年3月31日 |
| 有効期限 | 2027年3月31日(登録から1年ぶん) |
| 最終更新 | 2026年5月30日 |
| 登録を扱っている事業者 | Realtime Register B.V. |
| ネームサーバー | aryanna.ns.cloudflare.com / major.ns.cloudflare.com |
| ドメインの状態 | active(有効) |
| もう1つのドメイン(口座の入口) | piptrexo.com は2026年7月31日登録・有効期限2027年7月31日・登録事業者とネームサーバーは stpiptrt.com と同じ |
| さらに別のドメイン(連絡先のメール) | piptrexo.cc は2026年8月7日登録・有効期限2027年8月7日・登録事業者は HOSTINGER operations, UAB・停止や保留に用いられるネームサーバーが割り当てられていました |
3つのドメインは、いずれも登録から有効期限までがちょうど1年です。また、画面と口座の入口は同じ事業者を通じて登録されていますが、連絡先メールのドメインだけは別の事業者です。期間の短さそのものは違法ではありません。それでも、登録された年が権利表示の年と大きく離れているという事実は残ります。
サイトがいま表示されるかどうか
| 調査した項目 | 確かめられたこと |
|---|---|
| 画面の取得 | 2026年9月7日にPC幅とスマートフォン幅で取得できました |
| 運営している法人の名称・所在地・連絡先 | 法人の名称と所在地は書かれていませんでした。本社の所在国とメールアドレスのみ記載があります |
2026年9月7日の時点では表示されました。いま表示されることは、この先も表示され続けることを意味しません。取引ソフトの画面と、口座へ送ったお金の記録を、いまのうちに保存しておいてください。
金融庁の公表資料に載っているか
| 調査した項目 | 確かめられたこと |
|---|---|
| 金融庁の登録業者の一覧 | この名称は見当たりませんでした(2026年9月1日取得の一覧/2026年9月8日照会) |
| 金融庁が公表する無登録業者の一覧(国内・海外所在・HTML版の3種) | この名称は見当たりませんでした(2026年9月6日取得の一覧/2026年9月8日照会) |
| 金融庁の暗号資産交換業者の登録一覧 | この名称は見当たりませんでした(2026年8月29日取得の一覧/2026年9月8日照会) |
照会先は5つです。金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」に掲載されている国内の業者の一覧、海外所在の業者の一覧、HTML版の3種と、金融商品取引業者の登録一覧、暗号資産交換業者の登録一覧です。いずれにもこの名称の記載はありませんでした。ただし一覧に無いことは、正規の業者である証明にはなりません。
そのほかに調査した項目
| 調査した項目 | 確かめられたこと |
|---|---|
| ページに書かれた権利表示の年 | 2011年と記載 |
画面には、海外の当局の監督を受けているという記載があります。当事務所が確かめたのは、日本の一覧に記載が無いことだけです。なお、海外に登録があったとしても、日本国内で勧誘するには日本の登録が別に必要になります。
ご覧になった画面のアドレスがこの記事のものと同じかを公式LINEでご確認いただけます
piptrexoのケースで残しておきたい証拠

相手は取引ソフトの口座を止められますが、振込先の口座に残る記録には手が届きません。
撮り方は、文字が読めれば十分です
文字が読める大きさであれば、画面をカメラで写した写真でも足ります。相手に口座を止められると、取引ソフトの画面は開けなくなります。
いちばん先に残していただきたいもの
この案件では、案内に使われたドメインが3つあります。ご自身がどのドメインで登録し、どこへ送金したのかが、返金を求める相手を探す手がかりになります。ブラウザの履歴と、受け取ったメッセージをご確認ください。
返金の見通し|送金の方法によって変わります

先に、当事務所でできないことを書いておきます。取り戻せないまま終わることも、戻ってきた額が被害のごく一部にとどまることも、この分野では珍しくありません。何ができるかは、お金をどの手段で渡したかで大きく変わります。そのうえで、いま検討できることを整理してお伝えします。結果をお約束することはできません。
piptrexoの画面には、入出金の手段が複数あると記載されています。ここから先は、送金の手段ごとに何が変わるかを一般的に整理します。
銀行振込で送った場合
振込先の口座には名義という手がかりが残ります。その名義人に対して返金を求めることが、まず検討できる手立てになります。ただし口座に残高が残っていない場合や、名義が本人のものでない場合もあります。
クレジットカードで送った場合
カード会社への申し出によって、支払いが止まる場合があります。申し出には期限の定めがあり、決済からの経過日数によって結論が変わります。
仮想通貨で送った場合
送金先のアドレスは記録に残りますが、そのアドレスを持っている人の氏名や住所までは、記録だけでは分かりません。ただし記録は途中で消えるわけではありません。資金が国内の事業者の口座に行き着いていた場合には、弁護士だから取れる手段があります。つまり見通しは「仮想通貨で送ったかどうか」ではなく、送った先から資金がどこへ動いたかで決まります。まずそこを確かめることから始めます。なお当事務所では、購入から送金までの経路に銀行振込が含まれているかによって、お引き受けできる範囲が変わります。国内の取引所で銀行振込により購入してから送った場合は、その振込も手がかりになります。ご相談の際に、購入から送金までの経路をお知らせください。
銀行を通した振込であれば、名義という手がかりが必ず伴います。まず確かめるのはその名義です。ただし、名義人にすでに資力が残っていない場合もあり、確かめた結果として回収に至らないこともあります。
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piptrexoの口コミ・評判|検索して出てくるページにご注意ください

公開されている声を確かめた結果
2026年9月8日の時点で、この名称の評判を書いたページは見当たりませんでした。
ただし、口コミが無いことを、判断の材料にしないでください。名前が広まってからの期間が短いサービスでは、利用した方の声が集まる前に被害が起きます。確かめるべきは、登録の有無と運営者の表示のほうです。
返金をうたって近づいてくる相手にご注意ください
被害のあとに近づいてくる相手がいます。二次被害です。避けるべき相手には、次の4つの特徴があります。
- 「必ず取り戻せます」と結果を断定します
- 着手金や調査費を、先に高額で求めます
- 弁護士名・所属弁護士会・登録番号を示せません
- 連絡先がSNSのアカウントだけで、事務所の所在地が確認できません
ひとつでも当てはまる場合は、その日のうちに契約を結ばないでください。弁護士会や、別の弁護士に確かめてからでも遅くありません。弁護士であれば、氏名・所属弁護士会・登録番号を必ず名乗れますし、その3つは、所属する弁護士会に問い合わせれば誰でも確認できます。名乗らない相手、弁護士会で確認できない相手には、お金を預けないでください。
有名な取引ソフトを使っていたので、本物だと思っていました

取引ソフトは誰でも使えるもので、登録の裏づけにはなりません。
piptrexoの画面には、広く使われている取引ソフトの名前が挙げられています。そのソフト自体は多くの正規の業者も使っています。piptrexoが使っていることは、登録を受けている証明になりません。同じところで判断が止まるのは、無理のないことです。
運営会社の名前も所在地も知らないまま送金してしまいました

その状態でも、送金の記録があればご相談いただけます。
piptrexoの画面には、そもそも法人の名称も所在地も書かれていません。ご存じないまま送金されたのではありません。知りようのない示し方をされていた、という場合が少なくありません。追加の入金は、いま止めてください。そのうえでご相談ください。急がせているのは、相手の都合です。
piptrexoに関するよくあるご質問

お答えできる内容は、送金の手段と時期によって変わります。ここでは、この記事をお読みの方が抱かれると思われるご質問について、いまの時点で言えるところまでをお答えします。
- 画面に海外の当局の監督を受けていると書いてあれば、信用してよいですか
-
日本にお住まいの方へ勧誘を行うのであれば、国外の監督とは別に、日本の登録が要ります。その登録は金融庁の一覧で誰でも確かめられますが、この名称の記載は見当たりませんでした。
- 自分が見ていたアドレスが、この記事のものと違うのはなぜですか
-
この案件では、案内に使われたドメインが3つあります。画面・口座の入口・連絡先のメールが、それぞれ別のアドレスです。お手元に残っているものを、そのままお知らせください。
- 家族に知られずに相談できますか
-
可能です。ご連絡の方法や時間帯は、ご希望に合わせて調整します。ご相談の内容について、当事務所からご家族へお伝えすることはありません。
- 相談にお金はかかりますか
-
初回のご相談は無料です。事情をうかがう段階で費用が発生することはありません。ご依頼に進む場合の費用と方針は、契約の前に書面でご確認いただきます。
ご相談の流れ・費用について

ART法律事務所の窓口は、公式LINEとお電話の2つです。LINEは24時間受け付けているため、日中にお時間を作れない方でも大丈夫です。
ご相談の流れ
| 段階 | 行うこと |
|---|---|
| 1. ご相談 | 状況をうかがいます。初回のご相談は無料で、事情をうかがう段階で料金は発生しません |
| 2. 事実の確認 | 送金の日付・金額・振込先の名義など、記録に残っている事実を確かめます |
| 3. 方針のご説明 | 取りうる手立てと、それぞれの見込みと限界を、書面でご説明します |
| 4. ご契約 | 費用と方針にご納得いただけた場合のみ、委任契約を結びます |
| 5. 着手 | 相手方への請求・交渉など、ご依頼いただいた手続きを進めます |
費用について
費用が発生するのは、ご依頼に進むと決めていただいたあとです。ご相談の段階で費用が発生することはありません。投資詐欺の被害回復のご依頼では、着手金は11万円(税込)から、成功報酬は回収できた金額の5.5%(税込)からとしています。お支払いの時期は、着手金がご契約のとき、成功報酬は回収できたあとです。実際に適用される料率と実費の扱いは、ご依頼の内容によって変わります。ご契約後に委任契約を解除していただくことも可能で、中途で終了した場合の費用の清算方法は、委任契約書に定めています。これらはすべて、取りうる手立ての見込み・限界とあわせて、ご契約の前に書面でご説明します。費用については、詐欺被害の返金請求のご案内でも詳しくご説明しています。
所在地・連絡先・担当する弁護士の氏名と登録番号は、ART法律事務所の事務所案内(所在地・弁護士紹介)に掲載しています。
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まとめ

2026年9月8日現在、ART法律事務所が「piptrexo」について確かめられた点は次のとおりです。
- 案内された画面(stpiptrt.com)と、ブランド名のドメイン(piptrexo.com)が別のものでした
- 3つのドメインはいずれも2026年に登録され、期間は1年ぶんでした。ページには2011年からの権利表示が記載されていました
- 連絡先のメールのドメインには、停止や保留に用いられるネームサーバーが割り当てられていました
- トップページに運営している法人の名称・所在地・登録番号は書かれていませんでした
- 金融庁の登録業者の一覧にも、暗号資産交換業者の一覧にも、無登録業者の一覧3種にも記載はありませんでした
ここまでが、2026年9月8日時点で当事務所が確かめられた範囲です。新しい事実が分かったときは、調査日を更新したうえで、このページに書き足します。
取引ソフトが開かなくなったあとでも、お手元に送金の記録が残っていればご相談いただけます。いまの時点で何ができるのかを、できることだけでなく、できないことも隠さずそのままお伝えします。
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出典・参考
- 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」 https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku.html(一覧は2026年9月6日取得/2026年9月8日照会)
- 金融庁「金融商品取引業者登録一覧」 https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kinyushohin.pdf(2026年9月1日取得/2026年9月8日照会)
- 金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」 https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf(2026年8月29日取得/2026年9月8日照会)
※本記事の記載内容は2026年9月8日時点の情報に基づくものであり、個別の事案に対する成果を保証するものではありません。詳しくは当事務所の免責事項をご確認ください。


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